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ファンダメンタルズと重要指標

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為替の変動のきっかけになる事柄にはトレンドの他に重要な要因があります
それがファンダメンタルズと重要指標です
むしろこの二つがきっかけでトレンドが反転することも多々あるので知っておきたい要素です

 

 

ファンダメンタルズとはおおまかに言えば世界中の経済の状況を示す要因のことです

 

例えば各国の発表するGDP(国内総生産)の内容や経済の見通し、また雇用統計などの失業率の度合いや株価、インフレ率デフレ率、原油の価格など
いま経済がどのような状態なのかを把握出来る要素のもの全ての総称のようなものです

 

ファンダメンタルズと為替は親密な関係にあります
ときには為替の状況そのものもファンダメンタルズの要因のひとつであるともいえます

 

このファンダメンタルズの要因である経済の動向を示す色々な統計結果を発表するのが
重要指標なのです

 

先ほど挙げた中にもありますが特に重要なのがアメリカの発表する米雇用統計です

 

アメリカは世界中の経済と深い関連があるため、アメリカの経済状況が世界の経済状況を動かすと言っても過言ではないのです
特に雇用というのは経済状況を図り易いのです
失業率が改善されていればそれだけ企業が活発に動いているという見方も出来ますし
働いている人が多いと給料をもらっている人が多くなり、購買欲も上がり消費も期待でき、市場にお金が回り景気も良くなるということなのです

 

米雇用統計は毎月第1金曜日の日本時間午後10時30分(サマータイムは午後9時30分)に発表になります
この時は世界中が緊張に包まれ発表時を固唾を飲んで待ちます
発表前は不気味な静けさが漂い、発表数分前になるとレートが上下にブンブンと振れ、いざ発表になるとヘッジファンドを含む世界中の投資家などが一斉に売買を開始するので物凄い勢いでレートが動きます

 

トレーダーの中にはこの動きを好んで相場に入り収益をあげている人もいますが
予想出来ないほどの動きを見せる事もあるので初心者には厳しい場面です

 

この雇用統計の内容によっては、それをきっかけに長期のトレンドが決まってしまう事もあるのです

 

この動きは相場に参加せずとも1度は見ておいて欲しい場面です

 

アメリカ以外でも各国の雇用統計は重要指標ですし、雇用以外にも重要な指標は沢山あります
最近では欧州関連のGDPなどの指標の発表時は同じくレートが大きく動くことが多くなりました

 

その他、各国の要人たちが何か経済に関するコメントを発表する度に為替は動きます
これは突発的要因なので防ぎようがありません

 

いずれにしても何があっても大丈夫なように普段からストップを入れて取引をするよう心がけて下さい

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